2021年6月の安達太良山登山。安達太良山山頂、そして人気少ない野地温泉ルートへ。
前日に安達太良山のふもとにある岳温泉
『PENSION SHANKER(シャンカー)』に宿泊。
福島県二本松市岳温泉~PENSION SHANKER(シャンカー)
1日目は大雨で早々に宿で過ごしましたが、
2日目は前日の大雨と大違い!なド快晴☼
良い登山日和になりそうな予感♪
『PENSION SHANKER(シャンカー)』の朝ごはん
前日宿泊した岳温泉のペンション シャンカーで朝ごはん♪
この時はSatoRuたちのみの宿泊でしたが、
元々登山客が多く宿泊されるそうで
朝ごはんの時間も調整していただけます。
この日も朝7時には朝食の準備をしていただきました。
夜に引き続き朝もボリュームたっぷり!
ごちそうさまでした。
また予約の時にお願いをして、チェックイン後に
あだたら山ロープウェイ口(奥岳登山口)まで
車で送迎していただきました。
本当に至れり尽くせりでした。
ありがとうございました。
いざ!安達太良山へ
ということで、この旅のメインイベント
安達太良山登山
今回は安達太良山~野地温泉ルート
安達太良山で一番ポピュラーなルートが
あだたら山ロープウェイに乗って80~90分で安達太良山山頂
それを往復してロープウェイ(又は歩いて)で下山をするか、
安達太良山山頂まで進んだら、
山小屋の『くろがね小屋』方面へ進み
そのまま道に沿って下山をするルート。
今回はあだたら山ロープウェイに乗って、
そこから80~90分で安達太良山山頂。
その後にロープウェイ方面に下山をせず、
北側の鉄山~箕輪(みのわ)山~鬼面(きめん)山を縦走し、
福島市の野地温泉へ抜ける…という少しマイナーなルート。
登山時間目安が6時間くらいなので、
写真撮影や休憩を入れつつ8~9時間かけての山行です。
詳しいルートについては
山と高原地図やヤマップ・ヤマレコでご確認ください。
この上の空がほんとの空です
最初にあだたら山ロープウェイで
一気に標高1300m付近まで上がります!
ロープウェイ搭乗時間は約10分、
二本松市や福島市、近郊の山々を見ながら空中散歩♪
ちなみに今回はルートが違うので立ち寄りませんでしたが、
あだたら山ロープウェイ乗り場近くにある
日帰り温泉施設『あだたら山奥岳の湯』で
ロープウェイのチケットをスタッフに見せると入浴料金が割引。
空中散歩を楽しんで山頂駅に到着後は、
山頂駅から5分程度のところにある薬師岳へ。
展望がよく、登山をしない方でも景色を楽しめます。
薬師岳頂上からも、安達太良山連峰や
宮城・山形にある蔵王連峰も見える場所。
『この上の空がほんとの空です』
実は二本松市は『道程』で有名な詩人、高村光太郎の妻
高村智恵子の生まれ故郷。
高村光太郎が智恵子との純愛を綴った詩『智恵子抄』で知られている、
大正・昭和初期では珍しい女流洋画家だった高村智恵子。
その『智恵子抄』に収録されている『あどけない空の話』の一節
智恵子は東京に空が無いという
ほんとの空が見たいという
10代で東京へ進学して長年故郷を離れても、
智恵子は故郷の空が恋しくなったのでしょう。
福島県で作成したPR動画があったので、こちらもご覧ください
youtu.be
乳首!
安達太良山に初めて来たP氏。
『この上の空がほんとの空です』の碑をみて
しみじみとしているところを、空気を読まないSatoRuさん。
SatoRu「ねーねー、早くチクビに行こーよー(´゚д゚`)チクビチクビー!!」
P氏「ねー、なんで昨日からずっとチクビ言っているの?笑」
安達太良山の頂上がこんもりと盛り上がっていて、
別名『乳首山(ちちくびやま)』と呼ばれているんだよー( ̄▽ ̄)
Pよ、SatoRuが変態だからチクビチクビ連呼しているのではないぞ…?
しっかりと『乳首』って地図にも載っているよ…?
SatoRuは悪くない!!←おい
ということで、時刻は9時前。
安達太良山の頂上の乳首へ向かいます!
安達太良山の頂上 乳首へ!
ロープウェイ山頂駅から乳首まで休憩を挟みながら約80~90分程度。
ゴツゴツした岩が多いですが、
定期的に手入れをされている一本道となっており
登山を始めたばかりの人でも歩きやすいコースとなっています。
絶好の登山日和!
所々に登山道の印があるので、
よほど天気が悪くなければ道を誤ることはないでしょう。
乳首が目の前に差し掛かってきました( ̄▽ ̄)笑
乳首を登って
安達太良山の頂上 乳首 登頂\(^o^)/
西側には福島が生んだ偉人 野口英世の故郷近くの猪苗代湖や磐梯山
奥にある会津若松市方面もばっちり見えます!
北側の鉄山方面。
美しい稜線✨
今回は元の道を下山せず、乳首を泣く泣く?降りて
鉄山方面へ縦走です。
ダイナミックな鉄山
安達太良山から鉄山まで約30~40分。
日帰り登山でも合わせて歩いてほしい鉄山。
ゴロゴロと大きな岩が多かった安達太良山と打って変わって
細かな砂が多い鉄山への稜線。
スリップしないように慎重に歩きます。
1900年(明治33年)に起こった大爆発でできた『沼ノ平火口』
緑で覆われている山々の中に、
突如ポツンと現れた真っ白に染まった大地
そこにぽっかりと湖のように広がっている平地
車では来れない、歩いてやっとたどり着く場所。
今でも 火山性ガスの危険性があるため近づくことができませんが
4時間程度で周囲をぐるりとまわることができるそうです。
鉄山到着\(^o^)/
安達太良山の乳首付近は人がわんさかいますが
鉄山まで来ると一気に人が減るので
お昼休憩をするのであれば、
少し足を延ばして鉄山まで来た方が良いですよ( *´艸`)
ヤマメシ♪
今回は荷物をすべて背負って縦走しているので
荷物を軽くする必要があり、
ゴミが少ない魚肉ソーセージ炒めとインスタントラーメン×2
歩いてきた稜線(左上が安達太良山の乳首)や
下方にあるくろがね小屋を見ながら頂きます!
インスタントラーメンが疲れた体に染みる・・・♡
これの為に山登るんだよなぁ(´艸`*)
家で食べるインスタントラーメンよりも
罪悪感がなくて数百倍美味しい♡
でもビールほしいなぁ←
箕輪山(みのわやま)へ
ゆっくり休憩をした後、もっと北側にある
安達太良連峰最高峰『箕輪山』へ向かいます!
鉄山まで来た方の多くは安達太良山方面に戻って下山をするので
箕輪山方面へ進む人は片手で数えられるくらいしか
すれちがいませんでいた。
立派な鉄山避難小屋まで進んで
下ってまた登って40~50分位
14時20分頃に箕輪山到着\(^o^)/
次に写真右上側の鬼面山方面に行って、野地温泉!
もう少しだ・・・!
箕輪山からの悲劇…
少し時間がかかっていましたが
箕輪山までは快晴で風が弱く、
順調な縦走でした…
が!
箕輪山から北側にある鬼面山へ向かうルートが
山の北側のルートなので日光が当たらず登山道に少し雪渓が残っていたり
雪渓がなくても藪に囲われた登山道が乾いていなくてぬかるんでいる
それも前日大雨が降った影響もあるのか水たまりがいっぱい
登山道がもはや小川になっている( ;∀;)
という悪路に次ぐ悪路・・・涙
それも下りだったのでスピードもでるし、
何度も何度も転んで泥まみれ。
箕輪山下山から鬼面山頂上まで1時間のコースなのに
1時間経っても下り・・・
これ、今日宿に到着できるの・・・?涙
写真を撮る余裕もなく、
半泣きになりながらの下り道_( _´ω`)_ペショ
そこで途中でお守り代わりに持ってきた軽アイゼンを装着!
ついでに汚れ防止にゲイターとバックカバーも装着!
軽アイゼンのお陰でスリップが一気に減りました;つД`)
箕輪山から野地温泉ルートを歩く予定の方は
お守り代わりに軽アイゼンを持っていくことを
強くお勧めします。
ちなみにSatoRuも、もしも…のために
安達太良山登山の直前に軽アイゼンを購入。
まさか使うとは思わなかった(´∀`;)
☆ゲイター☆靴に砂や雨が入るのを防ぐ為のカバー
☆アイゼン☆靴に外付するスパイクのようなもので、雪上や泥々なところも滑らずに歩けるようになります
心が折れながら箕輪山を下りて、鬼面山頂上へまた登り道。
16時50分頃、やっとのことで安達太良連峰の最北、
鬼面山の頂上到着。
箕輪山から鬼面山頂上までののコースタイムが1時間なのに、
2時間以上かかりました…
6月上旬なので17時近くでも日が高く、
快晴で風がなかったのが幸い。
この後1時間近くかけてヘトヘトになりながら野地温泉側へ下山して、
ゴール!!!!!涙
この日は頑張って歩いてたどり着いた
『野地温泉ホテル』に宿泊です。
野地温泉ホテルについては次回の日記にて。
本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました(*^^*)
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