小樽の静かな通りにある、懐かしい雰囲気があるパン屋さん。
2022年1月の、ある日の小樽。
日が落ちるのが早く、17時を過ぎるとあたりは真っ暗。
人があまり歩いていない、梁川通で見かけた、パン屋さん。
昔懐かしい、ほっこりするパン。小樽市『友和のパン』
『友和のパン』
建屋を一目しただけでも感じてしまう、昭和感。
何やら昭和20年代に創業したらしい。
昔から堅実に、地元の人相手に商売をしてきたのかな?
定番の観光地よりも、ローカルの空気を味わえる旅をしたい。
そんなことを願いながら何度も北海道へ足を運ぶ身分としては、心をくすぐられる空気感。
今時のパン屋なら、オシャレな横文字の名前がついていて、1個あたり200~400円くらいが当たり前。
でもこちらのパン屋はドア越しから中を見ると、それと比べると可愛いお値段の、派手さはないけれども昔ながらのパンがずらり。
この日は小樽駅から徒歩10分ほどのところにあるゲストハウスに素泊まりだったので、朝食用にパンを2つ購入。
翌朝、軽くトーストしていただきました。
薄くてさっくりとした、パンの皮。
そしてふんわりとした中身。
昔学校給食で食べたパンが、何となく脳裏に浮かんでくる感じ。
今時の派手で洒落た横文字のパンも好きだけれど、こんな風な今時珍しくなってきた、昔懐かしい、ほっこりする雰囲気のパンも嫌いでない。
昨今では洗練されて、その分値段が高いパン屋が増えたけれど、この小樽という街に昔から根付いて普段使いされているパン屋なのでしょうか。
そんな空想が、ふと思い浮かんでくるようなパン屋さんでした。
これからも頑張ってください。
ごちそうさまでした。