北の大地にひっぱられて

北海道が大好きな30代女子の愉快な旅日記

野生のラッコに会いに。浜中町『霧多布岬(きりたっぷみさき)』

プカプカと海上を浮かぶ姿が可愛らしい、ラッコ。浜中町霧多布岬で数が少なくなった野生のラッコたちが、懸命に子育てしていました。


野生のラッコに会いに。浜中町『霧多布岬(きりたっぷみさき)』

2024年7月に、今年4回目の北海道へ行ってきました。
今回は主に道東。
そして以前から行ってみたかった、浜中町『霧多布岬(きりたっぷみさき)』へ!
野生のラッコが生息しているそうなので、会いに行ってきました。



SatoRuは見ていないから知りませんでしたが、2024年1~3がつのドラマ『Eye Love You』でも霧多布岬が出たそうですね(^^♪


いつの間にか絶滅危惧種となったラッコ


『ラッコ』と聞けは、誰しもがプカプカと海上で浮かんでいる姿が思い浮かぶと思います。
そんな知名度が高いラッコですが、環境変化や毛皮取引目的の乱獲でいつの間にか絶滅危惧種に・・・


国内の水族館でも三重県鳥羽水族館・福岡県のマリンワールド海の中道に計3頭飼育されているのみで、すべての個体が高齢化が進み今後の繁殖が望めないそうです。


野生のラッコの生息地


一時期、日本のラッコは絶滅したとされていましたが、近年根室市浜中町付近の波が穏やかなエリアでラッコが目撃されるようになりました。
特に浜中町の霧多布岬(正式名称:湯沸岬)では、数年前から繁殖が確認されるようになり、個体数が増えてきたそうです。



霧多布岬へ

7月中旬の連休の前後に有休をつけて、今年4回目の北海道へ!



夜の便で仙台空港から新千歳に飛び、4~5年ぶりに新千歳空港温泉に前泊。



翌朝、羽田空港から新千歳に飛んできた相方P氏と合流してレンタカーで浜中町へ。


この日は浜中町内にあるとほ宿『霧多布里』へ宿泊。
良くも悪くも昔ながらの THEとほ宿で(笑)、オーナー・宿泊客全員で盛り上がりお酒を飲みすぎた夜でした。



www.toho.net



翌日宿をチェックアウトしたあと、まっすぐ霧多布岬へ向かい、9時前に到着!




うわぁ・・・霧たっぷり・・・
ラッコどころか海も見えない・・・



見ごろが過ぎていたけれどエゾカンゾウが咲いていたので、撮りつつ粘る。



なんとなーく、霧が晴れてきた。




そして数十メートル下の崖に・・・




ん?ごまつぶみたいだけど・・・




ラッコ発見!!!


子育て真っ盛りのラッコたち


数十メートル下の崖の付近をラッコがプカプカ浮いているので、目視だと木の枝?海藻?と思ってしまうほど小さい。
双眼鏡か、望遠レンズのカメラでないと見たり撮影が難しい。




プカプカ浮かびながら、北寄貝を持っているラッコも



そしてちょうど春先に赤ちゃんが生まれたようで



母ラッコに乗っかって甘えている子ラッコの姿も。
時折「ミーミー」と鳴く声も聞こえてきました。




うーん、愛くるしい💓
結局、3時間近く留まってしまいました。



霧多布岬の注意

霧多布岬周辺は、岬の先にある灯台まで遊歩道が整備されています。
ですがその遊歩道の柵を越えて転落したり(過去に転落死事故有)、エゾカンゾウなどを踏み荒らすことにつながるので、柵越え禁止を呼び掛けてられていました。


またラッコが驚いたり安全でない場所と判断したら他の場所へ移動する可能性があるので、ドローンなども禁止されています。


あと訪問日はたまたま7~8頭のラッコがいましたが、毎日ラッコが出現するわけではないので、悪しからず。


霧多布岬へのアクセス


バス:JR浜中駅から霧多布温泉行きで約25分、終点下車徒歩約30~40分
車:道東自動車道阿寒ICから約120分 ※無料駐車場有(50台)