2月の襟裳岬はもうすぐ春!のような景色なのに、えげつない風がずっと吹き続けていました。
春は別れの季節…
ついにこの日が来てしまいました…
— 北きつね牧場【公式】 (@kitakitsunefarm) 2024年3月24日
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エゾタヌキの「あん」が死亡しました。
— おびひろ動物園[公式] (@obizoo_official) 2024年4月4日
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松の葉っぱに
— おびひろ動物園[公式] (@obizoo_official) 2023年11月11日
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ポン太もあんちゃんもお疲れ様でした。
お空で仲良しだったタヌキ達に会えたかな??
あぁ、寂しい…
さて、2月に日高・十勝エリアへ行った際に「ついでに行ってしまえー!」という軽いノリで(笑)、えりも町の『襟裳岬』へ行ってきました。
容赦ない風が吹き続ける、険しい冬の岬。えりも町『襟裳岬』
冬の襟裳岬のまでの道
この日(2024年2月下旬)は同じ日高エリアにある浦河町から海岸線を突き進み、えりも町の中心エリアを越え、そして襟裳岬へ。
建物が無くなり、段々と電柱柱も減っていきます。
あるものは、季節柄カサカサになった笹の大群と、その笹の間から垣間見える深青の海と水平線。
その地の果てらしい物寂しい風景の先に、やっと襟裳岬の駐車場が見えてきました。
冬の襟裳岬に行ってみた
駐車場の横に隣接している土産物屋は冬季休業中。
観光施設『風の館』も冬季休業。
ですが、ありがたいことに『風の館』横にある公衆トイレは冬季も使用可能でした。
人が常駐しておらず、また冬場ということもあり(?)あまり換気されていませんが、定期的に清掃されていて綺麗。
さーて、風の館の横にある通路から岬の端っこへ!
と思って車のドアを開けたら…
「寒い!サムイサムイサムイサムイ・・・!!!」
「風強っ・・・!!」
実は襟裳岬は、日本有数の強風地帯。
なんと、風速10メートル以上の風の吹く日が年間260日以上もあるそうで、隣接する風の館では風速25mの体験することができるそうですよ。
ちなみに訪問した日の襟裳岬は
最高気温 -1.1℃(14時40分)→この時間前後に滞在してました
最低気温 -6.4 ℃(6時00分)
最大風速 12.6m
だったようです。サムイワッ
小物が飛ばされないように気をつけながら、
森進一さんの『襟裳岬』の歌碑の向こうに…
着いた!襟裳岬!!
襟裳岬の看板の横にあるのは、現上皇が襟裳岬をご視察された際にお詠みになられた歌の歌碑。
元々は天然林が広がっていた襟裳岬。
ですが明治期に和人や開拓農民がその天然林を生活に使うために伐採した影響で、はげ山状態にまでなってしまった襟裳岬。
果ては「襟裳砂漠」と呼ばれるまで荒れてしまったそうですが、1953年から地元漁師がクロマツを中心とした植林を実施。
1999年度末で、なんと荒廃地面積のほぼ89%の緑化を完了。
その緑化活動の苦労を偲ばれた現上皇が詠んだ歌と歴史を後世に残すために歌碑が建立されたそう。
そして海を眺めると、断壁が続く先端と、約2km先まで続く岩礁が。
岬の周囲は高さ60メートルに及ぶ断崖。
もしここから落ちてしまったら…と想像するだけでも恐怖。
強く冷たい風を浴びつつビクビクしながら、高低差が激しい遊歩道を進み岬の先端へ。
他にも数人観光で訪れていた方がいましたが、先端までは誰も来ません。
ここが150kmにも及ぶ日高山脈の端。
目の前にあるのは、刺々しい岩礁と雄大な冬の海。
あまりにも寒かったので早々に退散!
体全体で北海道の大自然の険しさを体感することができました。