北の大地にひっぱられて

北海道が大好きな30代女子の愉快な旅日記

鉄分特濃!ユーモアたっぷりなとほ宿☆名寄市『天塩弥生駅』

2021年2月の北海道旅日記。駅ではないのに、鉄っちゃんが集まる鉄分特濃なとほ宿。


今宵の宿は・・・


旭山動物園を出た後は、車で約1時間北上。




名寄(なよろ)市の市街地から少し離れた、弥生地区へ。



道路の横には2メートルくらいの雪の壁があるような、豪雪地帯。



その弥生地区にある、『天塩弥生駅に宿泊しました。




人生の楽園』『ナニコレ珍百景など全国メディアにも取り上げられたことのある宿なので、ご存じの方もいるかもしれません。




鉄分特濃!の愉快なとほ宿☆名寄市『天塩弥生駅

とほ宿とは??

SatoRu大好きなとほ宿



とほ宿ネットワークという団体に所属していて、ユースホステルのような男女別相部屋式の宿。


www.toho.net




前日に宿泊した美瑛町の『星の庵』も


satoru0212.hatenablog.com




2020年7月に宿泊した稚内市『ばっかす』増毛町『ぼちぼちいこか増毛館』も、2020年9月に宿泊した上富良野町『道楽館』もとほ宿ネットワーク所属の宿。


satoru0212.hatenablog.com


satoru0212.hatenablog.com


satoru0212.hatenablog.com




ファミリーやカップルでのんびりしたい!と言うよりも、旅慣れをしていたり初対面の人も含めてワイワイ楽しみたい!という人の方が合う宿となっています。



古い駅『風』のとほ宿





・・・えっ駅??





と思ってしまいそうな外見。



廃線となった路線にあった、天塩弥生駅


かつて深川~幌加内(ほろかない)~名寄を走っていたJR深名線



営業係数が常にワースト10に入るほど赤字だった路線で、1995年9月に廃線となった路線。



その深名線の中に、今回宿泊した宿と同じ場所に天塩弥生駅という駅が存在していました。



『こんな古い駅、どこかにあるよなー』と思ってしまいそうな内装


廃駅となった旧天塩弥生駅の跡地に、それこそそっくりそのままの新築で旧天塩弥生駅のような建屋を建てて、宿経営を始めたオーナー。
ちなみに宿の開業日は北海道新幹線開業日と同じく2016年3月25日




奥様が駅長・オーナーが首席助役だそうです( ̄▽ ̄)







その首席助役は元鉄道マン。



外見もですが『こんな古い駅、どこかにあるよなー』と思ってしまいそうな内装。


それこそベンチや壁についているプレートも、廃駅にあったものを譲り受けたものを使用しているというこだわり様。



さすが元鉄道マン!再現度が高い。










販売されている駅グッズも、鉄分の濃さが染み出ています。笑







旭川よりも北にある名寄市の中心地からはずれにある宿。
勿論冬場はいつものことのように気温マイナス10℃以下。



談話室中央にある薪ストーブのみで暖を取っていましたが、威力が強いのでこのストーブだけでも十分暖かい。






そして昼のランチ営業(※予約制・不定期なので公式情報要確認)をしていることもあるので、談話室の黒板にはメニューが。





天塩弥生駅はグループでの宿泊でも完全な男女別相部屋(ドミトリー)。
建屋建設の時に一緒に付けられたベッドなので、とても頑丈です。






2015年築でとてもきれいな建屋ですが、この昔ながらのノスタルジーを味わうために多くの鉄道ファン(それも特濃な鉄ちゃんばかり)が押し寄せる宿



この日宿泊していた方もとても特濃鉄ちゃんな常連の方。




鉄道好きな方が喜ぶ仕掛けがたくさんなので、何度も足を運びたくなる気持ちも理解できますね。



また鉄道ファンと有名な自民党の石破元幹事長も来たことがあるようで、首席助役と一緒に撮影した写真もありました。笑




ちなみに首席助役は別の政党系の市議会議員として活動しているそう。



鉄道愛に政党は関係ない!笑






今にも列車が来そうな屋外


そして建屋の中だけではなく、建屋の裏も・・・






駅の看板や、周りの電柱までも、駅仕様。
細かなところまで、駅が再現されています。





冬には本物の列車と同じくらいの大きさの雪列車が。







今にも汽車が着そうな雰囲気!
鉄道ファンでなくても、ついつい好奇心をくすぐれてしまいます。





栄養士が作る、盛り付けが綺麗な夕食


そして天塩弥生駅の駅長(奥様)は、元々医療福祉現場で栄養士として働いていた、食のエキスパート。



地元産の食材を多く使うのはもちろん、ヘルシーで丁寧な盛り付けの夜ごはん。





時間をかけて煮られたことが伝わってくる煮物。





北海道らしくニシンも。





丁寧な見た目と同様に、食感も味も丁寧で美味しかったです。




ハマる人はドはまりする!ラジオ出演

そして、談話室のあちこちにこんな案内が…





なんと!
第二・第四金曜日は、夜20時から地元ラジオ局に出演できます!!!!



ちなみに宿泊した日は、第二金曜日・・・笑




夕食を頂いてから、他の宿泊者(この日は常連の特濃鉄ちゃんな方でした)首席助役の車で名寄市の中心地へ向かい、









ラジオ出演!!!!!!!涙




一応プロの方が台本を作成していて、駅長と首席助役がその台本の流れに沿ってやり取りをしつつ、宿泊者にも話を振って~というラジオ番組。




P氏がこの日に予約をした時点でラジオ番組の日だなぁ…と思っていましたが、当のP氏がラジオ番組出演を知らなかったという😢




小心者のSatoRuとしては叫びたいくらいの気持ちでしたが(笑)、駅長と首席助役とこの日の常連さんが軽快にやり取りをするので、なんとか?終了(;^ω^)








ちなみに『ナニコレ珍百景』では、『客がラジオに出される宿』という形で紹介されて、珍百景に認定されていました。




ハマる人はあえて第二・第四金曜日に宿泊して、何回もラジオ出演をするそうですΣ(゚Д゚)



ラジオに出演したい人は、ぜひ第二・第四金曜日に宿泊してください!





今は無き音威子府蕎麦付の朝食


ラジオが終了したら、車で宿に戻ってお風呂を借りて就寝。




翌朝の朝ごはん。

もちろん丁寧な盛り付けで、出汁が利いて優しい和食。





そして2018年9月の胆振地震の後から、近くの音威子府村(おといねっぷむら)の特産品だった、音威子府蕎麦一人前も付けるようになったそうです。






黒いお蕎麦で有名な音威子府蕎麦。


その唯一の音威子府蕎麦の製麺所が2022年8月に廃業となることになり、幻の蕎麦となってしまいました…
(写真は2021年2月のものです)



製麺所が廃業となったので、天塩弥生駅音威子府蕎麦サービスも在庫がなくなるまでとなったそう。




ですが製麺所が廃業することになったはずなのに、色々と揉めているようですね( ̄▽ ̄;)
どうなることやら…




朝食を済ませたので、次の目的地へ!






地域猫のタネオ(2022年8月頃いなくなってしまったようですが💦)人懐っこい地域猫が宿周辺に数匹います





とっても鉄分が濃くて、ユーモアたっぷりのお宿でした(´艸`*)
ありがとうございました!




アクセス・公共交通機関での行き方

JR名寄駅からバスで向かう

JR名寄駅より、ジェイ・アール北海道バス幌加内(ホロカナイ)』行に乗車。
約14分で『天塩弥生』バス停下車すると、すぐ近くに宿があります。


JR名寄駅から送迎

JR名寄駅から送迎いただけるので、予約時に相談ください。








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